昨今は地球全体で異常気象が叫ばれる時代となりました。温室効果ガスの排出が多かった1970年代から80年代にかけて、南極上空のオゾン層が破壊されたことが起因となっており、地球全体で年間の平均気温が約5度も高くなったことが国連の発表で明らかにされました。今後は温暖化を抑制しつつ、再びオゾン層が形成されるようにエコロジーな暮らしをわれわれ人類はおこなっていかないといけません。日本では気象庁が全国各地に観測点を設けて、独自に温暖化を抑制する研究をなされています。
この観測点では温度・湿度計センサーというものを設置していて都心部にも計250個備わっているほどです。特に湿度観測に重きを置かれており、空気中にどれだけの水蒸気が含まれているのかを調べて、平均気温を探ることが可能です。湿度計センサーの特徴は、赤外線を照射することで空気中の水分力を目に見える形にできるという点です。センサーは360度方向に備わっていて、赤外線を放出しながら反射される信号をキャッチできます。
一般的な家庭用の湿度計の場合、必ず温度計に備わっている付加価値の機器になっているのが特徴でしょう。これは気温から空気内に含まれる水分を逆算して表記をするためです。ところが気象庁が用いている湿度計センサーは、独立したひとつの機器で運用しているものです。これにより、気温と湿度の相乗関係を詳しく観測できるので、高品質な研究を可能としています。