待望の温度計用センサー

温度計センサーの仕組みと周辺回路

温度計センサーとは、温度を検知するための電子部品の総称です。室温を計測する温度計もセンサーが内蔵してありますが、アナログ式ものとは異なり温度を数値表示するなどの特徴があります。アナログ式は内部に液体が充填してあり、温度変化によりその液体が移動して温度を知らせるなどの仕組みがあるもの、最近は殆どこのようなアナログ式の温度計を見ることはありませんが、昭和の時代には多く目にすることがありました。センサーは、温度を感知するだけの電子部品で、数値を表示させるなどの機能はマイクロプロセッサー側で行うのが特徴です。

センサーには色々な種類がありますが、一般的には内部抵抗の変化で温度を感知、その抵抗値をデジタル信号に変換してマイクロプロセッサーに伝えるといった仕組みになります。抵抗値の変化は温度によるもので、1オームや100オームといった具合に温度変化に応じて抵抗値が変化する、この変化量はアナログ信号で直接マイクロプロセッサーが理解できるものではないため、A/D変換回路を利用してアナログ信号をデジタル信号に変えます。デジタル信号になったものはマイクロプロセッサーが理解できる情報ですから、温度計センサーからの信号を利用して数値化させるなどの仕組みを持ちます。このような回路は、様々な設備機器の中で採用されていて身近なものではパソコンのCPU管理やコピー機内にも同じような部品があり、温度を感知しているわけです。

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